こんにちは、ヒラタです。
前回に引き続き、もいもいフィンランド第三弾、今回はアールト大学についてとりあげます。
※お断り:今日は真面目な回です。笑いどころはないです。
アールト大学とは
アールト大学は、2010年に設立された大学で、フィンランドのイノベーションを促進することを目的に作られた大学です。
ロゴが独特で、画像ではA!となっていますが、これ以外にもA?やA" など、様々なバージョンが存在します。
キャンパスはヘルシンキ近くのエスポー市にあって、オタニエミ(オタ半島)という大学街を形成しています。
ヘルシンキ中央駅からは、メトロ(地下鉄)でわずか15分ぐらいです
おしゃれな建物
アールトという名前、実は有名な建築家アルヴァー・アールトの名前から来ています。
彼がこの大学の前身、ヘルシンキ工科大学出身だというのがその由来です。
というわけで、大学自体もとてもおしゃれなのです。
例えば、図書館ですが
いかにも北欧デザイン、っていう感じです!
図書館なのですが、実はここ、話してOKなのです。
実際この写真、右側の男性二人がなんかべらべら喋ってるとこです。
他にも、例えば、このメトロアールト大学駅
駅の天井や壁が、とてもおしゃれにデザインされています。
というか、日本のメトロの駅と違って、人が全然いませんね…
最後に紹介するのが学食です。
写真がいまいちなのですが、家具に注目してください!
めっさおしゃれな椅子たちが置かれています。
そしてなんとここ、バーとしても営業でき、ときにはワインやフレンチのコースなども提供しています。
もちろん、値段はめちゃお高いですが…
イノベーションの拠点
デザインがおしゃれなのもさることながら、すごいのが設備の充実さ。
イノベーション(というか、新製品の開発)を行うための設備がたくさん用意されています。
例えば、先程紹介した図書館内には3Dプリンターが多数設置されています。
しかもこれ、学生が授業関連のプロジェクトで使う場合、無料で使えるのです!
使い方がわからない人には使い方を学ぶ講座も開講しており、文系のヒラタでも使えるようになりました。
(他にも、レーザーカッターなどもあったのですが、なぜか写真を撮り忘れてしまいました)
PV作成用の動画機材なども充実!
カメラやレフ板、照明機材、レールやグリーンバックなど、あらゆる機材が無料で借りられました。
もちろんこちらも、必要に応じて使い方をレクチャーしてくれます。
↑レクチャーの様子、このときは照明の使い方について学んでいる
面白い授業がたくさん
アールト大学には、日本ではないような授業がたくさんあります。
例えば
ロシアでのビジネス展開(6単位)
こちらの授業では、ロシアにおいてどのように事業を展開するべきなのか、西側諸国との違いについて学べます。
この授業一番の目玉は、
実際にロシアに行ってしまうこと。
ヘルシンキから新幹線で3時間半、サンクトペテルブルクにお邪魔します。
しかも
旅費はすべて大学持ち!
ビザ申請費から現地のディナーまで、全て大学が負担してくれます。
超豪勢なロシアンディナーに招待してもらいました。
全然関係ないのですが、最終日の昼間、フィンランド人の女子達に連れられてジョージア料理を頂きましたが、何故かそこで日本の女性の社会進出やLGBTの権利等について、政府の見解・国民の意識などを問われることになった…のは興味深い経験でした。
↑美味しかったのかよく覚えていないジョージア料理。外交官の気分でした。
フィンランドでは同性婚、事実婚、夫婦別姓などなど、大体のその手のことは既にOKですからね。女性の社会進出も進んでますし。
さすが先進国。
他にも面白い授業はあったのですが、今日はここまでです。
また次回、もいもい(バイバイ)。
※お断り:フィンランドの法制度等事実関係については、ご自身でフィンランド共和国における公式情報ソースをご参照ください。ヒラタはその専門家ではありません。
ヤンブララジオのDJ、ヒラタです。基本ラジオではツッコミ担当です。最近までフィンランド に住んでいたとか。男です。